今までの日本の教育課程において戦後から急激に膨れ上がった団塊の世代はもうすでに高齢化して、より世代間で固まっているのが現実です。そのために企業戦士となって働いてきたことが日本の高度経済成長につながったことは、何よりも団塊の世代の功績となります。しかし考えなくてはいけないのは、何かしらのアクションにつながっていたものが、ロスジェネ世代から何か行動することがあるとしても一体感がなくなり、教育的な考え方ではまとまっていないこともあります。これは考え方が偏らなかったという良い部分がありますが、それ以上にまとまらなくなったという見方もできます。世代間の指針が一致していないとどうなっていくのかというと、まさに論理だてて話をできる人や、感情でしか話すことができない人にわかれてしまいます。昔の日本の教育のプラスになることは、人を教育していくときに尊敬という相手に対するリスペクトも少なからずあったことです。